2005年02月

春休み

今日の授業が終わって、大学は一週間のお休み。
里帰りする生徒も多いのだろう。
パマディはこの休みの間にワシントンD.C.にて
踊ってくるらしい。

公演のテーマ。
4大エレメントのバランス・・といったところに成りそうである。
災害、戦争・・・タイムリーなこの辺と自然のバランスの狂い。
大風呂敷もいいが、どれだけ身の丈に引き寄せられるのか。

このところ、また雪ばかり。
一時期暖かかったのだが・・・。
それでも気温は以前のマイナス二桁と言う事は無いだろう。


写真・・・・バス停の先客
img20050226.jpg

レクチャー

本日、急遽レジデンシャルカレッジにて舞踏レクチャーをした。
昨夜ダンスデパートメントで生徒を使って公演をされたハイディさんと一緒。
舞踏と言うより彼女の日舞系ダンスへの感想も兼ねた、
日本の踊りに関するQ&Aか。彼女は京都在住のスイス人との
ハーフで、昔この大学を卒業したそうだ。
わずか一週間で、生徒に短いながらも日舞を躍らせたその手腕は
すばらしい。もう明日には此処を発つそうだ。
彼女が英語ぺらぺらなので、通訳をお願いしながら色々と
埒もないことを語る。ついでに少しだけ実演。ワンパターン踊り。
やれやれ。
ハイディさんはこの前のダンスボックスの向公演見たそうだ。
ご本人も由良部さんやローザゆきさんとかと踊っているらしい。

ゆで卵

 辺見庸「ゆで卵」読み進める。表題作のゆで卵をはじめとする、短編小説集。なかなかページが進まない。読みにくいわけでも、つまらないわけでもない。むしろ逆。いちいち反芻してしまう。二番目の作品の中の「それだけだもの」と言う女の独白がそれだ・けだものに思えて仕方ない。頭にぺったりと張り付いて離れない。閉店真近の地ビール飲み屋の蝋燭明かりの揺らぎに目を凝らして読んでいる事と無縁ではない。表題作の「ゆで卵」は主人公がゆで卵を食べながらその日体験した地下鉄サリン事件を思い起こす話。非日常なんてものは無い。起こった事はすべて現実である。そして全ての可能性は同時に起こっている。してみれば、ただ一つの事を選択したつもりが、それと同時に他の選択をした事を忘れているだけに過ぎないのか。いや、忘れてさえいないのか。量子力学的に言えばそうなる様なのだが。

ビデオ鑑賞

 本日はエリック宅で手作り料理をゴチになりながら、ビデオ鑑賞。料理はエリック得意のアドボチキン。彼の父方の故郷のフィリピン料理である。そしてこれは早くも俺の大好物になっており、俺も真似して作ってみたりしたことが数度。数年前・・・何年前だったか、今すぐはっきりと思い出せないが、あれは俺が足を折る前、ラクダの仕事で単身マニラに滞在していたときに独特のすっぱい味付けに心引かれていたものだった。そういえばあの時、これがうまいよ、とマニラでの食事のときに教えてくれたのが、金久美子さんであった。マニラにて、ギャラリーでのパフォーマンスをするにあたって色々な打ち合わせをするにつれ、いやはや素敵な人であるなあ、と思ったものだ。あの時現地で一緒に踊った金久美子さんも今は亡くなられてしまった。マニラの町に立ち並ぶカラオケ、日本のシャチョーと現地妻。ここ、植民地じゃん、と思ったなあ。日本のフィリピンパブなどで、妙な同情をし金をつぎ込む日本の男と、したたかに生きる女。パマディの論文によると(ネットで検索できる)、ジャワ舞踊も第二次世界大戦中、日本の植民地下にあって、一時期、伝統舞踊存続の危機に瀕したことがあるようだが、戦後の日本もしかり、負けた国の生き方。または侵略された国の生き方。いや国じゃないか、それぞれ個人の生き残り方。基本的に戦争と言うものは男がやるものなのか、 詳しい分析は知らないが、負けた国の男が、ああ、俺達は負けた・・とがっくり来るのは 自国の女が敵国の男にやられている姿を見たとき、もしくはそれに類するところを見たときと言う話が ある。男は感傷的な生き物であるからして、こうした自分の無力のリアリズムをシステム的に改竄しがちではある。別に国と言う言葉でくくらなくても、うまくやる奴、出来ない奴は出てくる。負けた、と思うところから舞踏は始まる、と師匠の麿さんが言う。価値観の転換、隙間理論。俺は評論家ではない。俺は学者ではない。俺は一個の肉体である。考え出すと、いつも此処を誤解しそうになる。利口になりたがってどうするのか。キリがない。

 ところで、エリックの家で見たビデオは、ドーンオブザデッドのリメイク。ジョージロメロのオリジナルシリーズのファンとしては、日本公開時から、見ようと思っていたもの。が、つい二の足だった。恐らく、満足できないだろうと言う予想に基づいての臆病、且つ不精。で、見た結果、思ったより面白かった。この手の映画に興味がある方は、とっくにみているだろうが。走るゾンビに関して,賛否両論出ただろうな、と思う。俺は最初の30分はいやだった。が、ああ、これもアリだなあ・・と思えた。世界観を壊さずに、今風アレンジで怖さを出そうとした感じはよくわかる。時々、ゾンビ役者が演技過剰で笑えるときがあったが、ああ、俺が役を振られたら、つい頑張って、こうやっちゃうかなあ・・などと余計な事を考えたり。なまじ、ガンガン動き回れるゾンビなのでこうなるのか。引きが足らん。大体、リメイク物は、素材をどう料理するのか、その切り口だけに拘りがちで、その結果自爆しがちなのだが、さほど悪くなかった。ロメロのがいいけど。帰ってきて、借りてきた七人の侍を久しぶりに見た。結局徹夜。この映画、やっぱり凄い。隙が無い。上泉信綱や足利義輝等からの逸話もあり。三船、宮口精二、カッコいい。、志村喬しぶい。

編集ソフト

 このところ暖かくなって、もはや春到来か、ミシガンの寒さ口ほどにもなし、と思っていたところ、突然の大吹雪。馬鹿にしてごめんなさい。まあ、積もるほどでもないのだが。

 12月にやった公演のビデオ、パマディがパソコンで編集。彼はパソコンをこっちで新しく買ったのだが、編集ソフトはジャワから持ち込んできたらしい。非常に優れもの。俺も欲しいなあ。
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