2005年04月

祝・壺中天公演

いよいよ始まった向公演、初日は大勢のお客さんが
入ったそうでメデタイ。
俺も楽日には見る予定。楽しみである。
色々と帰国準備。
パッキングがはかどらない・・・。
荷が多すぎてもう一つバッグを購入。
しかし本が重すぎる。
ぼろくなったので革パンを廃棄。長い付き合いだったが。
そう言えば俺が足折ったときもこれを穿いていた。
あの時に既にぼろぼろになっていたのだ。
昨夜は日本語を教えている花井先生と佐藤先生が
送別会をやって下さった。飲みすぎた。



ヤマハハ

img20050427.jpg

坂東眞砂子の『山ハハ』(またハハの漢字が無い。
無さすぎ)を読んだ。
この女+比のハハの漢字は漢和辞典によると
死んだ母に送る字なんだそうな。フム。
『比』の部分は父と並ぶ、という意味も在るが
陰唇を表してもいるんだそうで。
ちなみに死んだ父は『考』。

坂東眞砂子は前から読みたかった。
いかにも我々が好きそうなネタを良く書くし。
この話は、まあ言ってみれば”リアル版もののけ姫”かなあ。
マタギ ゴゼ 阿弥陀信仰 半陰陽 金掘り 傾城屋 山神
そして貧乏貧乏貧乏。
資料としては良い。
とてもリアルにこうしたところでの生活を感じられる。
主人公らしき半陰陽の青年(?)のひねくれ方が
判り易すぎる嗜虐指向。

半陰陽は実際かなりの割合で居るそうである。
ただしその多くは擬似半陰陽だそうだが。
もっともそうした人の多くは自分がそうである事を隠すわけで、
実数は判り難いだろう。
第三の性というものがより社会的に徹底されるのは難しい。
もっともらしく色々なんたら症候群などついているが、
性同一性症候群しかり、今風のレッテルに過ぎない。
山の神は半陰陽。
そういえば安田さんの『カミサンチョーコ』の熊追いのシーンは
今にして思えば両性具有であった。


相変わらず編集ソフトで遊んでいる。
そんな中から写真に変えて取ってみた。
出来損ないのシャガールの様だ。
Image1.jpg





吹雪の後

昨日はまったく降って湧いたような吹雪であった。
一夜明けて今日はポカポカ陽気。なんだこりゃ。
この時期に雪が降るのは、ここでもあまり無いらしい。

今さっき、ようやく報告書を書き終えた。やれやれ。
たかが5~6ページ書くのに何日かかったことやら。
書きながら今回の成果について考え、ウーンとうなり、
訳のわからんコミュニケーション論のようなものに
逃げてしまった。曰く、文化が違い、言葉のロクに通じない
もの同士が体使って色々コミュニケーションとること自体が
意味がある、こんな時代だからこそとかなんとか。
英語が出来ないのにアメリカの大学にモノ教えに来てる
ことに対する居直りのような。
日本語で書いたから誰かが翻訳して、
ナンシーが読む頃には俺はとっくに日本でしょう。
めでたしめでたし。

前回載せた動画のアドレス、行ってみたらとっくの昔に
流れ去っていた。
例の『作る会』の教科書がらみの動画だったんだが。
まあどうでも良いや。
部屋の片付けはじめなくては・・・。

謝罪

小泉謝罪が色々反響起こしているようですな。
インドネシアは大人ですね。
こんなん拾った。
http://www.vipper.org/vip2136.swf

なんだかなあ。

ここのところ、また急に寒い。
噂では明日は雪になるとか。
またかよ。
ミシガン恐るべし。

夕日

なかにし礼『赤い月』読了。本ばっかり読みすぎだな。
映像化もされ、多くの人が読んでいるんだろう。
作者の自伝的小説。
どことなく風と共に去りぬを思い出す。

生きる力というのは、イコール自己正当化する力だろう。
何をしようが、仕方が無い、と思う事も然り、
自分のルールを強く信じ続ける力。
世の中に良いも悪いもあるわけは無く、
損得(これの判断基準は難しいが)だけである故に
生き残るには常に自己正当化が不可欠。
主人公の女性のそれはいっそ清々しいほどのものだ。
そして結果として生命力にあふれている。

満州の赤い夕日の描写が美しい。
これを部屋で読んでいるときに、10F故に窓の外に
綺麗な落日が見えた。そのまま地平に消えるまで見続ける。
満州の夕日はもっと美しいのだろう。


先日読んだ『荊の城』のラスト、
王子様に連れ出された荊姫が最後には
また荊の森に帰る、そこは墓でもあり楽園でもあると言う様な
その終わりがジワジワとそう悪くも無いなあと感じてきた。


img20050422.jpg



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